1年間滞在可能なワーケーションビサ、海外からリモートワークできる世界のワーケーションの形

ワーケーションは造語で元々は2000年代のアメリカで作られた造語でワーク×バケーションの組み合わせで、現在、コロナのテレワーク・リモートワークが「新しい日常」となった今、注目を集めています。

海外では、ワーケーションサービスが増え、様々な形でユーザーに提供している。

世界のワーケーションサービスの形

日本のワーケーションはアメリカのままでは浸透は厳しいと思うが、リゾート先で働きながらリフレッシュできるという、日本では地方のホテル・旅館中心に導入・取り組みが始まっているが、世界ではもう少し、動きが活発で、中にはワーケーション目的のビザを発行する国など形を変化させている。

各国が動き出している、新しい働き方、ワーケーションにまつわる海外のユニークな動きとサービスを紹介

ビザというと、ワーキングホリデービザを思い浮かべますが、ワーキングホリデービザは2国間の協定に基づいて、青年が異なった文化の中で休暇を楽しみながら、その間の滞在資金を補うために一定の就労をすることを認める査証及び出入国管理上の特別な制度になります。
原則として、各相手国ごとに一生に一度しか利用できず、 ワーキングホリデーの年齢制限は、ほとんどの国が18~30歳までとなっており31歳になるまでに申請を行う必要があります。
※アイスランドは申請時18歳〜26歳、フランスは申請時18~29歳まで

各国のワーケーション、リモートワークビザというものを発行し、ワーケーションビザの発給は、各国のインバウンドを盛り上げる新たな起爆剤になるかもしれません。

2020年8月:1年間滞在可能、カリブ海で有名なバルバドスは国ではワーケーション向けビザを発行

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ブラジルやベネズエラの北の位置にある、東カリブ海に浮かぶ島国バルバドスでは、ワーケーション目的のビザ「バルバドス・ウェルカムスタンプ」の申請受付を開始

1年間滞在が可能なビザで、料金は一人あたり2000USドル(日本円で20万)、または1家族あたり3000USドル(日本円で20万)。取得条件に国籍はないようですが、健康保険に加入することが義務ということで、現地企業での就労は認めておらず、あくまで国外に収入があり年収は500万円程度で、ビザの申請は現在、アメリカ、カナダ、イギリスからの申請者が多いという。
学生のビザもあるようです。

バルバドス(英語: Barbados)は、人口約29万人

カリブ海、西インド諸島内の小アンティル諸島東端に位置にあり、島国で大きさは日本の種子島程度の大きさで年間平均気温が27℃と温暖で、全体が珊瑚礁で出来ている。

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洞窟、植物園をはじめとした観光スポットも充実しており、首都はブリッジタウン、ラテンアメリカ、カリブ海諸国全域において、最も議会制民主主義が定着した国であり、国際連合による人間開発指数では42位(2010年度)と域内最高である。平均寿命は77.2歳(男74.2歳、女79.8歳、2010年度)で世界第43位。
コロナウイルスに関しては、3月下旬にいち早くロックダウンをして、被害を最小限に食い止めたことが評価されている。

宿泊費用は海の近くなどの海岸沿いで海に近くなると費用が高く、滞在費は日本円で13万~14万円程度との事で、アクティビティはサーフィン・ダイビング・ジェットスキーなど
ネット回線はイギリスよりも高速な回線を完備しており、島国であるために食料遺品は輸入品が多いようで、電気・ガスはヨーロッパに比べて安いとあります。

現在入国するとPCR検査、陰性証明を求めているようです。
バルバドスからリモートで働き、生活したいリモートワーカーのための特別ビザです、申請は以下になりますので気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか?

https://www.barbadoswelcomestamp.bb/

2020年7月:エストニアではデジタルノマドビザで1年間滞在可能ビザ

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フィンランド・スウェーデンの南の位置にあり、湾に面する3つの国のひとつで北ヨーロッパの国になります。

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「デジタルノマドビザ」はバルバドス同様に1年間滞在が可能なビザとなり、通常は90日の滞在のビザだったようです。
エストニアはIT先進国で、ITを行政に活用する「電子政府」を構築しており、世界初のインターネット選挙が行われたり、国外の外国人にもインターネット経由で行政サービスを提供する「電子居住権」(E-Residency) 制度に5万人以上が登録しています。

6月3日にデジタルノマドビザの発給の要件を盛り込んだ外国人法(Välismaalaste seadus)の改正法案が議会で可決され、成立し、施行日は7月1日となっております。
デジタルノマドビザの申請は年間最大1,800人になると予測しているとようです。

デジタルノマドビザは申請料金は100ユーロ(日本円で1万3千円程度)で電子申請可能です。

申請条件・基準が課されるとのことですが、特定の場所での就労が求められない勤務形態をとり通信技術を使用して職務を遂行する外国人となり、以下の条件のいずれかが継続されることが前提となるようです。

・エストニア国外の企業の従業員
・エストニア国外の企業の経営者
・エストニア国外の企業に対してサービスを提供するフリーランス・コンサルタントのいずれかに該当する個人
・月収(額面)が3504ユーロ相当(約425000円)であること
・遠隔からでも勤務できる職種であることが課されている。

 

エストニア(エストニア語: Eesti Vabariik)は、人口は132万人通貨はユーロ

エストニア語が主だが英語話者も多く、首都タリンでは、ほぼすべての飲食店やビジネスシーンで英語が通じる
バルト海とフィンランド湾に接する北欧の国で地形は平坦で、最高標高318メートル、大きさは日本の面積は九州本島の1.23倍で四季が比較的はっきりしています。北の国なので冬(11~3月)は長く寒い時期が続きます。
夏の日中が20度前後と過ごしやすい上に、夏至近くになると日没が23時頃と日照時間が長い

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株式会社ツムラーレコーポレーションエストニア観光情報局から抜粋

エストニア人は自然を満喫することに全力を注ぎ、週末になれば森やビーチに足を運び、首都タリンであっても、車を15分も走らせれば森やビーチに行くことが可能で、時差はなく仮にリモートでも日本との仕事はしやすい

エストニアの食料物価は一家族(4人程度)で一か月はだいたい100EUR(13,000円)程度が平均です。(アルコールは除く)
食材はエストニア産はもちろんEU各国から輸入しており豊富で安価で、エストニアの健康保険などの保険料1月35〜85ユーロ(日本円で4,400~11,000円)外国人が居住許可を取る条件には保険に入っていることが必要
一か月で以下の金額があれば生活が可能とのことです。

家賃 300ユーロ
食費 100ユーロ
水道光熱費 160ユーロ
通信費 30ユーロ
保険料 35ユーロ
合計 625ユーロ(日本円で70,000円)

エストニアからリモートで働き、生活したいノマドワーカーのビザです、申請は以下のURLになり、入力は15分程度で比喩幼なものは以下になります。

■申請に必要なもの

・証明写真の画像データ
・申請理由(英語)
・クレジットカード(Visa / Mastercard)
・申請料 101.99ユーロ
※審査にかかる時間は1か月程度

■入力項目

・Personal details(個人情報)
・Contact information(連絡先情報)
・Identification details(身分情報詳細)
・Additional information(追記情報)
・Reason for application(申請理由)

https://e-resident.gov.ee/

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