本日は高知県大月町の地域創生を行っている飲食店(イタリアンレストラン・ピノッキオ)高知県大月町のブランド豚「力豚」が味わえる「力豚バル」にて、オーナーの谷晋爾(たにしんじ)さんと地域の空き家の問題、雇用、そして私が力を入れている、オーガニック食材の販路の進捗などの報告のミーティングを行いました。
イタリアンレストラン・ピノッキオの外観の一部、このハウスはオーナーの谷さんが昼の休憩の時間の合間を使って製作したとか
高知県大月町
大月町は高知県の西南端で面積は102.94K㎡、土佐清水市と宿毛市の間に位置する大月町は、昭和32年2月11日に旧大内町と旧月灘村が合併して誕生、西に豊後水道、南に太平洋と海に囲まれた形をしており、内陸部は標高465m海抜50mの大洞山を囲む山林が町の総面積の約7割を占めています。1年を通して温暖な気候16.9℃で、年間降水量は3,659mmと年間の降水量は日本一となっており、主に農業と漁業の1次産業が盛んです。幡多弁を主に使い、土佐弁とは違った話し方をします。
大月町の産業は、農業・漁業・林業・観光・製造加工業などで成り立っておりまして、総人口4,875名(男性2,346人・女性2,529名)※令和2年4月現在の町です。
大月町の産業
農業
温暖な気候と降り注ぐ太陽のおかげで、野菜では主にナス(ハウス栽培)、オクラ、さつまいも(露地栽培)と、みかんなどの柑橘類、葉タバコ、お米とさまざまで、栄養たっぷりのおいしい野菜が育ちます。
漁業
豊かな海に囲まれた大月町は、養殖業、まき網漁、定置網漁、などさまざまな漁法があります。湾になっている養殖業では主にクロマグロ、ブリ、タイ、カンパチ等があり、いつでも新鮮な魚が食卓でいただけます。宝石サンゴ漁もあり恵まれた環境の中、豊富な魚が捕れます。
林業
最近は自伐型の林業をする方も増えており、主に森林組合、大月町備長炭生産組合があり、大月町は備長炭の原材料となるウバメガシの群生地です。
観光
ダイビング、磯釣り(渡船)、キャンプ場、透き通った海、カラフルな熱帯魚から温帯地域に生息する約1000種類の魚たち、またたくさんの珊瑚が見られる柏島には多くの方が訪れます。壮大な大自然の中でするキャンプも人気の一つです、旅館・ホテル、民宿などがありますが観光が盛んで宿泊施設が足らないのが現状です。
製造加工業
自分で育てたイチゴを氷に閉じ込めた「苺氷り(いちごおり)」、芋を焚いて焚いて焚きこんで干した「ひがしやま」、また地元の新鮮なものを加工販売した大月ならではのものが多くあります。
海産物加工品、農産物加工品では、「2015年 豚枝肉共進会 農林水産大臣賞」を受賞した豚肉「力豚」。
「力豚」は大月町で唯一の養豚農家さんが手塩にかけて育てた甘みのある豚肉などの加工品なども力を入れておいります。
ミーティング中に出していただいた、有機栽培でできたそる工房さんのオーガニックメロンを出していただきました。有機栽培でのメロンの栽培は難しく、日本でもやっている農家は数えるくらいしかありません。甘味がすっきりとしてしつこくない味で、熱い夏にはぴったりでした。
また、明日から谷さんの先導の元、空き家物件の視察に行ってきます。