帯広市、ワーケーション推進でポロシリ自然公園にWi-Fiを設置

2021年02月24日

全国的に話題をさらいながら、いまだ導入に踏み切る企業が少ないワーケーション。その背景には、実施先の地域でのビジネス環境の問題が挙げられます。それらを解消すべく、北海道帯広市では画期的で大規模な取り組みが展開されようとしています。

 

帯広市がワーケーション導入企業をバックアップ!

(画像:スノーピーク十勝ポロシリキャンプフィールド | スノーピーク * snow peakより抜粋)

首都圏の企業で徐々に増えつつある「ワーケーション」の導入。しかし、受け入れ先の環境が整わず断念するケースも…そんな中、北海道帯広市では、首都圏の企業が市内でのワーケーションやリモートワークにスムーズに取り組むことができるよう、市内のポロシリ自然公園のキャンプ場などをはじめとした各所で、Wi-Fi環境を整備することを発表しました。3月1日開会の定例会にて、補正予算1676万円を計上しています。併用開始は2021年6月を予定しています。

 

背景には近年のキャンプブーム、コロナ禍の影響も

首都圏の企業では、じつは近年のキャンプブームを背景として、キャンプをしながらリラックスした雰囲気で仕事を行う「ビジネスキャンプ」の導入が広がっています。また、新型コロナウイルスの拡大に伴い、全国的にも都市部企業を中心として、ワーケーションやリモートワークなどのリゾート地を活用する働き方に注目が集まっています。

 

「ビジネスキャンプ」って?


(画像:アウトドア研修・オフサイトミーティングのサービス紹介より抜粋)
ビジネスキャンプとは、近年の働き方の変化の一環として、会議室やオフィスではなく、キャンプやアウトドアといった環境でビジネス・仕事を行うことです。アウトドア環境やキャンプギアを活用して、これからの時代に求められる人材の育成や企業組織の運営にも貢献するとして、人気を高めています。

 

在宅勤務での「鬱」も深刻…

コロナ禍のあおりを受け、従来の通勤型の勤務からテレワークへの移行が急速に進んだのは記憶に新しいところ。テレワークのなかでも勤務場所を自宅に設定するものは「在宅勤務」とされますが、メリットも大きい反面、自宅での仕事はプライベートとの区別を失くしたりそもそも集中できなかったり孤立したりと、ストレスが発生することもたびたび指摘されています。そんな中、ワーケーションやリゾート地での勤務は一つの打開策となりそうです。

 

帯広市の取り組み詳細

帯広市では、このようなビジネスキャンプ、ワーケーション、リモートワークなどの舞台として市内の「ポロシリ自然公園」を活用してもらいたいという意図から、施設内での通信環境を向上させるに至りました。

ポロシリ自然公園がWi-Fiスポットに

(画像:スノーピーク十勝ポロシリキャンプフィールド | スノーピーク * snow peakより抜粋)

Wi-Fiは、十勝幌尻岳(1,846メートル)を仰ぐポロシリ高原に広がるオートキャンプ場、「スノーピーク十勝ポロシリキャンプフィールド」、および自然体験加工施設に整備される予定です。エリアにWi-Fiルーターを設置し、キャンプ場内に必要な電源設備を整備します。財源は国の地方創生臨時交付金を活用。3月中に発注を行い、6月までに工事を完了させる見込みです。ネットワークの問題は、ビジネスキャンプ、ワーケーション、リモートワークを検討する企業にとってもはや必須条項といえるものです。必要な環境がそろうことで、Web会議やテレミーティングなどの業務遂行を助けることになるでしょう。

 

スノーピーク十勝ポロシリキャンプフィールドの基本情報

株式会社スノーピークが指定管理者として運営するオートキャンプ場です。日高山脈の十勝幌尻岳の山麓にある、自然いっぱいのオートキャンプ場です。
住所:〒080-2337 北海道帯広市拓成町西5線
電話:0155-60-2000 (受付時間10:00〜17:00)

株式会社スノーピークについて

会社名:株式会社スノーピーク
代表者:代表取締役会長 山井 太
本社所在地:〒955-0147 新潟県三条市中野原456
設立年月日:1958年7月
URL:https://www.snowpeak.co.jp/

地元企業とのタッグでより魅力的な商品開発を

アウトドア観光振興に取り組む「デスティネーション十勝」もビジネスキャンプを商品化しており、帯広市は当企業とタッグを組みながら、豊かな自然環境の活用を目指す予定です。

デスティネーション十勝について

デスティネーション十勝は、北海道十勝エリアを自然志向のカスタマーにとってのデスティネーション=Destination(目的地)としてもらえるよう、世界へ向けて情報発信すると共に、キャンプやグランピングを切り口としたさまざまな新しいアクティビティ、ツアー、フィールドなどのライフスタイルを提案している企業です。アウトドアビジネスキャンプ、アウトドアミーティング、キャンピングオフィスなど、近年の働き方にあわせたプランも豊富にそろえています。

会社情報

会社名:株式会社デスティネーション十勝
代表者:代表取締役社長 後藤 健市
本社所在地:北海道帯広市西13条南8丁目1 とかちむら内
設立年月日:平成 29年4月5日
URL:https://destination-tokachi.jp/index.html

「北海道型ワーケーション」にも参加しPR

(画像:北海道型ワーケーション ポータルサイトより抜粋)
帯広市はまた、2020年11月に北海道が開設したポータルサイト「北海道型ワーケーション」にも参加し、市やそこで行われる取り組みPRする予定です。

【補足:北海道型ワーケーションとは…】

北海道では、地元自治体と連携し、企業の社員の方やそのご家族に、各地域と多様に関わっていただき、観光とはまた違った北海道の魅力を感じていただくため、スマート農業などの最先端技術の視察や地元産業界との意見交換会といったワークメニューのほか、北海道の雄大な自然や独自の文化、アクティビティなどを楽しむバケーションメニューなど、参加企業のニーズに応じたプランで実施する「北海道型ワーケーション」を推進しています。

(参考:北海道型ワーケーション ポータルサイト

 

MICE(マイス)誘致にむけて

また、これらの取り組みは、MICE(マイス)誘致にむけた商談会でも発信されるとのこと。こちらは続報が待たれます。

【補足:MICE(マイス)とは…】
企業等の会議(Meeting)、企業等の行う報奨・研修旅行(インセンティブ旅行)(Incentive Travel)、国際機関・団体、学会等が行う国際会議 (Convention)、展示会・見本市、イベント(Exhibition/Event)の頭文字を使った造語で、今の日本では国際会議を中心として観光庁や日本政府観光局による促進が行われています。
(国内のMICEの取り組み状況については「MICEとは _ 日本政府観光局(JNTO)コンベンションの誘致・開催支援」を参照)

 

帯広市について

(画像:帯広市総合トップページ| 帯広市ホームページ 十勝より抜粋)
帯広市(おびひろし)は、北海道中東部(道東地方)に位置する市です。道東地方で最大の人口をかかえる十勝地方の中心都市でもあり、農業を基幹産業として十勝の農産物集積地としても非常に栄えています。大自然を満喫するアウトドア、素材からおいしいスイーツやグルメ、1日の終わりまで楽しめる夜の観光などなど、季節や時間を問わず楽しめる観光地としても人気が高いことで知られています。

URL:https://www.city.obihiro.hokkaido.jp/
アクセス:都心から飛行機で1時間半程度。

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