2021年も「国際ホテル・レストランショー」が東京ビッグサイトで開催

2021年2月4日

苦境の続くホテル・レストラン業界では、ウィズコロナ時代の業界運営や環境への配慮を掲げ、新たな取り組みが数多く見られます。2021年2月に開催された「国際ホテル・レストランショー」の動向を追いました。

 

「ホテレス2021」、今年も決行

(画像:【道標 経営のヒント 268】ホテレス2021でお待ちしています 佐々山建築設計社長 佐々山 茂 – 観光経済新聞より抜粋)

2021年2月16日から19日まで、東京ビッグサイトにて開催されることとなった国際ホテル・レストランショー。緊急事態宣言が2月7日に解除されるかどうかという見通しも立たない中(結果解除はならずでした)、開催を危ぶむ声もありましたが、企業間展示会のため、都区の規制対象からは外れているということで、例年通り決行されました。

 

国際ホテル・レストランショー(HCJ)とは

(画像:HCJ2021(国際ホテル・レストラン・ショー/フード・ケータリングショー/厨房設備機器展)|【開催概要・みどころ】|展示会・イベント・セミナー・商談会 食品・外食業界向け|フーズチャネル)より抜粋)

 

国際ホテル・レストランショー、正式名称「国際ホテル・レストラン・ショー/フード・ケータリングショー/厨房設備機器展(HCJ)」は、「ヒト・モノ・情報の交流と発信を通じて、サービス産業の活性化に貢献するホスピタリティとフードサービスの商談専門展」です。ちなみにHCJとは、以下の3展示会の英文名称の頭文字を取った総称のこと。

・外食・宿泊・レジャー業界に向けた 商談専門展「国際ホテル・レストラン・ショー (HOTERES JAPAN)」

・食・宅配サービス業界に向けた 商談専門展 「フード・ケータリングショー (CATEREX JAPAN)」

・セントラルキッチンを含む総合厨房・フードサービス機器の商談専門展「厨房設備機器展(JAPAN FOOD SERVICE EQUIPMENT SHOW)」

(参考:HCJ2021)

 

業界規模最大級のイベント

日本最大級の、「おもてなし」のすべてがそろう展示会として例年多くの企業が参加しています。2020年の開催では約1,000 社、2,600ブースもの圧倒的な展示規模で話題を呼びました。(同時開催展含む)同年の訪日外国人客数目標4000万人を掲げ、ホスピタリティ産業・外食・中食産業の展示・関係者が一堂に集結出展者の満足度、購買意欲ともに高いことから、毎年様々なテーマを掲げ、多くの参加者を集めています。(2020年度の来場登録者数は40,255人を記録しています。)

(参考:前回出展者・来場者情報 _ 国際ホテルレストランショー HCJ2021

 

主催・協賛・運営組織は?

主催者団体には、一般社団法人日本能率協会、一般社団法人日本ホテル協会、一般社団法人日本旅館協会、一般社団法人国際観光日本レストラン協会、公益社団法人国際観光施設協会らが名を連ね、協賛も関連50団体程度。

 

HCJ2021の特徴

2021年、東京ビッグサイトでの開催では、サイト内で合計8つのホールに出展企業がずらり。魅力的なブースが並びました。

 

重視された3つの観点

コロナ禍でインバウンドが冷え込み、厳しさが吹き荒れるホテル・レストラン業界。こうした逆風やSDGsへの関心の高まり、デジタル技術の発展や地方創生への関心の高まりなどの様々な世情をうけて、今年のHCJでは、サービス産業界の課題の中でも以下3点が重視されました。

1 安心、安全なサービス環境の確保ならびにSDGs対応の促進

2 デジタル技術の導入による生産性向上・人手不足対策

3 地方創生に資する地域産品の全国展開、観光アクセスの高付加価値創出

 

主催団体の掲げる共通テーマにも「ウィズコロナ」

また、主催団体である協会の一つ、公益社団法人国際観光施設協会の共通テーマは「ウィズコロナ時代のニューノーマル」。「ワーケーション」「フェーズフリー」「町じゅう旅館・ホテル」など、現在最も話題をさらっているテーマを取り上げています。

ワーケーションをイメージした人工芝の会場に、鳥の鳴き声など環境音が流れる中に7台の大型ディスプレイを使用してわかりやすくテーマを展示。同協会より、佐々山建築設計社長佐々木茂氏のチームのテーマは、「ウィズコロナ時代の設備」。換気問題や、浴室、厨房、トイレなどの衛生管理をはじめとした生活空間でいわゆる“三密”や接触を極力減らす取り組みを紹介するなど、ウィズコロナ時代に有意義な技術を展示しました。また、照明メーカーによる展示では、ライティング技術を用いて、誘導、誘客、密回避など、人間の行動へと働きかける照明演出が施され、非常に興味深い展示となりました。氏の所属母体である佐々山建築設計事務所でも地球環境、温泉価値、地域価値の観点から「ポストコロナ時代の旅館像」を提言しました。

 

温室効果ガスへの提言も

エコ・小委員会では、長年取り組んできた温室効果ガス削減問題にも言及しました。2030年代半ばに車産業はガソリン車の販売が禁止されるなど、激動のエネルギー界隈。宿泊産業とて、エネルギーを無駄使いするわけにはいかないことから、今回は「宿泊施設もハイブリッド化」する方針を掲げます。たとえば、空調についてはヒートポンプの効率が良い電気が有利になるでしょう。厨房でも、電気機能の優れている製品を多く取り入れ、風呂や給湯には温泉の有効利用で化石燃料の使用量を減らします。業務の中での効率的なハイブリッド化を通して、温室効果ガスの排出量削減へとつなげてゆくことが大切です。排出量削減についての具体的な目標としては、「宿泊客1人当たりのCO2排出量を現在の50キログラムから20キログラムへと削減する」ことを目標とします。今年度、5年掛かりの設備更新を完了した旅館において、宿泊客がある程度戻った8月~11月のエネルギー使用量での効果検証をした結果、総量で30%削減し、1人当たりCO2排出量は20キログラムを切ったことが明らかになりました。今後あらたに削減の方針を掲げ、業務効率化を推進する予定です。

佐々木氏は今後について次のように話しています。

「気候変動はワンプラネットで取り組む必要があり、今が分岐点といわれています。自然の恵みで生かされている宿泊産業も環境負荷削減に今こそ取り組み、利益につなげましょう。」

(参考:【道標 経営のヒント 268】ホテレス2021でお待ちしています 佐々山建築設計社長 佐々山 茂 – 観光経済新聞

 

 

各出典について詳しく知りたい人はこちらも

HCJ2021の出展企業の資料などは、こちらのリンクよりダウンロードできます。

 

■会社概要

会社名:株式会社 佐々山建築設計
代表者:代表取締役 佐々山 茂
本社所在地:〒169-0075 東京都新宿区高田馬場1-21-6 メゾン高田馬場202
設立日:平成13年8月30日
URL:http://s-arch.co.jp/

 

■本件に関するお問い合わせ

株式会社 佐々山建築設計
TEL: 03-6380-2605
FAX: 03-6380-2606
E-mail : sasayama@s-arch.co.jp
 

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